2013年04月19日
2013年04月15日
犬みたいな花/植物との語らひ
2013年04月14日
2013年04月10日
キティちゃん、運転技術を授ける
駅でぼさっとしていたら、自動車教習所の看板を見つけた。
ウサギに教習を行うキティちゃん
キティちゃんがウサギに車の乗り方を教えている。
なぜウサギが運転免許を取ろうとしているのか。
なぜキティちゃんが教習指導資格を持っているのか。
そもそもウサギは何なのか。免許は取れるのか。
キティちゃんが多種多様にグッズ展開される理由は、
グッズや広告の展開をサンリオ独占ではなく、ライセンス契約することで展開の機会をどんどん増やしていることによるらしい。(参考)
割りとなんでもやるキティちゃんも、酒と煙草はやらないそうである。メルヘンだものね。
酒と煙草はやらないが、博打ならやるのだろうか。
パチンコや競馬をやってたら面白いと思ったが、
CRハローキティはさすがになかった。それでもパチスロのお守りくらいならやるようだ。なお、馬券は買わないだろうがジョッキーならやる。
あと花魁もやっていた。まあこれは単なるコスプレだろう(また、時代姫という記述にしている)。
堅い仕事だと、ユニセフ子供親善大使、中国・香港観光親善大使に任命されたこともある。
警察とか、キャビンアテンダント、宇宙飛行士、まさかの軍部ロンドン近衛兵、当然ふつうにOLもこなしている(この動画では社会人としてのマナーも教えている)。学力的にはどうなのだろう?と思ったら東大の博士課程まで行っているようだ。
色々出来るキティちゃん。その働きぶりはちょっとした超人である。
今後も子どもたちに色々な職業に対する夢を与え続けるのだろう。尊い。
機会があったら自衛官とか危険物取扱者などにもチャレンジしてほしい。
ウサギに教習を行うキティちゃん
キティちゃんがウサギに車の乗り方を教えている。
なぜウサギが運転免許を取ろうとしているのか。
なぜキティちゃんが教習指導資格を持っているのか。
そもそもウサギは何なのか。免許は取れるのか。
キティちゃんが多種多様にグッズ展開される理由は、
グッズや広告の展開をサンリオ独占ではなく、ライセンス契約することで展開の機会をどんどん増やしていることによるらしい。(参考)
割りとなんでもやるキティちゃんも、酒と煙草はやらないそうである。メルヘンだものね。
酒と煙草はやらないが、博打ならやるのだろうか。
パチンコや競馬をやってたら面白いと思ったが、
CRハローキティはさすがになかった。それでもパチスロのお守りくらいならやるようだ。なお、馬券は買わないだろうがジョッキーならやる。
あと花魁もやっていた。まあこれは単なるコスプレだろう(また、時代姫という記述にしている)。
堅い仕事だと、ユニセフ子供親善大使、中国・香港観光親善大使に任命されたこともある。
警察とか、キャビンアテンダント、宇宙飛行士、まさかの軍部ロンドン近衛兵、当然ふつうにOLもこなしている(この動画では社会人としてのマナーも教えている)。学力的にはどうなのだろう?と思ったら東大の博士課程まで行っているようだ。
色々出来るキティちゃん。その働きぶりはちょっとした超人である。
今後も子どもたちに色々な職業に対する夢を与え続けるのだろう。尊い。
機会があったら自衛官とか危険物取扱者などにもチャレンジしてほしい。
2013年04月05日
ダイアモンドだね
道を歩いていると人から、「ダイアモンドだね」と言われる。
「こんにちは。ダイアモンドだね」
「これから出かけるところ? ダイアモンドだね」
ダイアモンドじゃないよ。
こんなに地域交流が盛んな土地だっただろうか。
何度も言われているうちに段々腹が立ってきた。
犬の散歩をしているおじさんがまた例の言葉をかけてきたので、つい怒鳴ってしまう。
「やあ、ダイアモンドだね」
「ダイアモンドじゃない!」
空気が凍りつく。
おじさんは、「どうしてそんなことを言うんだ」というような驚いた顔でこちらを見ている。どうしてそんな目で見るんだ。
犬もしっぽを丸めて吠えている。
悪いことをしたのだろうか。
やりきれない。
その日から、「ダイアモンドだね」と言われることはなくなった。
次の日から、別の言葉をかけられることになった。
「ダイアモンドじゃないね」
「ダイアモンドじゃないね」
ダイアモンドじゃないじゃない!
■プリンセスプリンセス - DIAMONDS
「こんにちは。ダイアモンドだね」
「これから出かけるところ? ダイアモンドだね」
ダイアモンドじゃないよ。
こんなに地域交流が盛んな土地だっただろうか。
何度も言われているうちに段々腹が立ってきた。
犬の散歩をしているおじさんがまた例の言葉をかけてきたので、つい怒鳴ってしまう。
「やあ、ダイアモンドだね」
「ダイアモンドじゃない!」
空気が凍りつく。
おじさんは、「どうしてそんなことを言うんだ」というような驚いた顔でこちらを見ている。どうしてそんな目で見るんだ。
犬もしっぽを丸めて吠えている。
悪いことをしたのだろうか。
やりきれない。
その日から、「ダイアモンドだね」と言われることはなくなった。
次の日から、別の言葉をかけられることになった。
「ダイアモンドじゃないね」
「ダイアモンドじゃないね」
ダイアモンドじゃないじゃない!
■プリンセスプリンセス - DIAMONDS
2013年04月01日
せっかくエイプリルフール 2013
(※ 当サイトでは、エイプリルフールはてきとうなことを言う日です。)
寂寥の冬の中にいた。この一年間ずっと。
期間を選ばずに降り注ぐ。心を痺れさせるように。
だから冬眠していた。
寂寥の嵐がやってきたので、息を潜めた。
洞の中で。鼓動を停めて。
生とも死ともつかない眠りの中でたくさんの夢を見た。
ときどき起きてうどんを食べた。
うどんおいしい。
どんなに時間がかかっても、季節は変わる。
明かりが大地に落ちて、春がやってきた。
春が来たからといってなんてことはない。僕は一人だ。
ただ温かい。
ただ温かい。それだけで生きて行ける。
うどんも温かい。
窓から空を見上げると、久々の明かりが目を焦がす。
自然に涙がこぼれた。
鼓動が体全体を打つ。痺れがほどけるように感情が戻ってきた。
そうか……僕はこの日のために眠っていた。この日のために生きていた。
一年間更新しないのもすべてはこのためだった。そうに決まってらい。
僕は両手を猫の耳のように頭に当て、「にゃんこ」と叫ぶと急いで外に飛び出した!
寂寥の冬の中にいた。この一年間ずっと。
期間を選ばずに降り注ぐ。心を痺れさせるように。
だから冬眠していた。
寂寥の嵐がやってきたので、息を潜めた。
洞の中で。鼓動を停めて。
生とも死ともつかない眠りの中でたくさんの夢を見た。
ときどき起きてうどんを食べた。
うどんおいしい。
どんなに時間がかかっても、季節は変わる。
明かりが大地に落ちて、春がやってきた。
春が来たからといってなんてことはない。僕は一人だ。
ただ温かい。
ただ温かい。それだけで生きて行ける。
うどんも温かい。
窓から空を見上げると、久々の明かりが目を焦がす。
自然に涙がこぼれた。
鼓動が体全体を打つ。痺れがほどけるように感情が戻ってきた。
そうか……僕はこの日のために眠っていた。この日のために生きていた。
一年間更新しないのもすべてはこのためだった。そうに決まってらい。
僕は両手を猫の耳のように頭に当て、「にゃんこ」と叫ぶと急いで外に飛び出した!
2012年04月01日
せっかくエイプリルフール2012
(※ 当サイトでは、エイプリルフールはてきとうなことを言う日です)
嘘なんてつきたくない。
嘘なんてもう、つきたくない。
嘘なんてつきたくないんだといって
泣きました。
花の汁だけを吸って生きていきたいと思いました。
嘘なんてつきたくない。
嘘なんてもう、つきたくない。
嘘なんてつきたくないんだといって
泣きました。
花の汁だけを吸って生きていきたいと思いました。
2011年12月29日
【夢日記】抜け道のある悪い夢
時々ではあるが、悪い夢も、観る。
殺したり殺されたり、追いかけられたりする夢は殆ど無いが、それでも悪い夢というものはあるもので、今回はそういう夢を紹介しようと思う。
●悪夢その1.殺されそうなムード
父に車で山林の村に連れて行かれる。
民家はあるが、殆ど人通りのない山間の村。
ずっと父は暗い顔をしている。
だんだんと僕は、「ひょっとしてここで殺されるのでは?」という気がしてくる。いつも来たことのないひとけのない場所、父のずっと思いつめているような表情。「あ・・・、殺される、かも」と何となく思って焦り始める。
僕は会話でそれとなく探りを入れてみる。
なるべく父の機嫌をとるような言葉を選ぶ。
結局のところ、父は僕を殺さなかった。最初から殺さない気だったのか、気が変わったのかは知らないが、本当に殺す気ならばもっともっと人のいない山奥にいくような気もするし、これから向かおうとしていたのかも、という気もする。
再び車に乗って、田舎の小さなよろずやのような店に降ろされる。父はもう少しこの辺りを見てくる、と言い残して行ってしまった。ここは母親と若い時に過ごした思い出の場所らしい。
父から解放されて少しほっとしながら店を見ていると、パンやケーキなどを作って売っているようでもあり、ゲームの筐体などもあり、この近所の子供の憩いの場所のようであった。
見たことのないレトロなゲームが今もデモ画面を繰り返し、静かに息づいている。
(こんな風に、家庭用のゲーム機に移植もされずに、ひっそりと街に埋もれていくゲームもあるんだろうな)と考える。
店の老婆と話す。
「どんな人が来るんですか」
「そうだねえ、普段はこのあたりの子供だけど、変わった人ではインドの娘っ子が『ナンを作ってほしい』と来たことがあったねぇ。あの時は困った」
というエピソードを聞いた。ムチャしやがる。
その店で、手作りのカスタードメロンパンを食べた。
中のクリームがとろけるようで、今まで食べたどんな物よりも甘い。
途中から自分の都合のいい夢になっているのがポイント。
●悪夢その2.父親の脳卒中
家族揃って食事をしていると。
父の様子がおかしい。頭を抱えて動かない。
見てみると、苦しそうな顔で、額から上が真っ赤になっている。
顔の半分が真っ赤になった人なんて見たことがない。只事ではない、脳出血か梗塞かもしれないと思って急いで救急車を呼ぶ。咄嗟のことに、えーと、110じゃなくて、119だ、などと言いながら携帯で緊急電話をかけると、女性のオペレーターに繋がる。住所を言うのがもどかしい。住所ってこんなに言えないものだったっけ、などと思う。
オペレーターから隊員に代わって、病状を説明する時に、父が狂った。
笑いながら暴れてわけの分からないことを口走っている。もうダメかもしれない。
すると、隊員が「オマエ、嘘ついてるだろう」と怒りはじめた。「そんなことないです」と取り成すものの、「最近多いんだよ、こんなイタズラ。お前たちもこうやって遊んで笑い転げてるんだろう」と隊員の怒りは止まらない。本当なんです。
結局、隊員は電話を切ってしまう。
望みは絶たれた。
僕は焦ったが、まだ急いで車で向かえば何とかなるかもしれない。母に車を出してくれるように頼む。すると、信じられないことに母が何だか乗り気じゃなさそうな顔をしている。強く反対はしないものの、「あなたの気持ちもわかるけど・・・、どうしてそんなオオゴトにするの?」と言った表情をしている。理由は分からない。母は父のことを快く思ってないのか? それとも単純にこの事態が呑み込めていないだけなのか? どんどん絶望感が高まる。一生懸命やっても、何もかも悪い方悪い方にいくあの悪夢感。今思えば、あの時の母親は現実の母親じゃなかった。鈴木京香みたいな顔をしてた。どういう示唆があるのかは分からないが、とにかく夢の中では僕は鈴木京香を母親だと思っている。
鈴木京香は結局、「この子ったら、仕方ないわね」みたいな微笑みで車だけ貸してくれた。「お姉ちゃんと一緒に行っておいで。あ、帰りになにか美味しいもの買ってきてね♪」と言われ(信じられねー・・・)と内心思いつつも、急いで出発する。まだ間に合うかもしれない。父を助けられるのは、今のところ僕しか居ない。
運転して辿り着いたのは、温水プールのアトラクション施設だった。
そこで目が覚めて、笑った。プールに行ってどうする。
夢の中での僕は、(泳ぎ終わった頃にまだ父の具合が悪かったら、病院に行かないと・・・)と思ってた。いいから病院にいけ、病院に。
悪夢は悪夢なんだけど、後々考えるとおもしろい、というお話。
殺したり殺されたり、追いかけられたりする夢は殆ど無いが、それでも悪い夢というものはあるもので、今回はそういう夢を紹介しようと思う。
●悪夢その1.殺されそうなムード
父に車で山林の村に連れて行かれる。
民家はあるが、殆ど人通りのない山間の村。
ずっと父は暗い顔をしている。
だんだんと僕は、「ひょっとしてここで殺されるのでは?」という気がしてくる。いつも来たことのないひとけのない場所、父のずっと思いつめているような表情。「あ・・・、殺される、かも」と何となく思って焦り始める。
僕は会話でそれとなく探りを入れてみる。
なるべく父の機嫌をとるような言葉を選ぶ。
結局のところ、父は僕を殺さなかった。最初から殺さない気だったのか、気が変わったのかは知らないが、本当に殺す気ならばもっともっと人のいない山奥にいくような気もするし、これから向かおうとしていたのかも、という気もする。
再び車に乗って、田舎の小さなよろずやのような店に降ろされる。父はもう少しこの辺りを見てくる、と言い残して行ってしまった。ここは母親と若い時に過ごした思い出の場所らしい。
父から解放されて少しほっとしながら店を見ていると、パンやケーキなどを作って売っているようでもあり、ゲームの筐体などもあり、この近所の子供の憩いの場所のようであった。
見たことのないレトロなゲームが今もデモ画面を繰り返し、静かに息づいている。
(こんな風に、家庭用のゲーム機に移植もされずに、ひっそりと街に埋もれていくゲームもあるんだろうな)と考える。
店の老婆と話す。
「どんな人が来るんですか」
「そうだねえ、普段はこのあたりの子供だけど、変わった人ではインドの娘っ子が『ナンを作ってほしい』と来たことがあったねぇ。あの時は困った」
というエピソードを聞いた。ムチャしやがる。
その店で、手作りのカスタードメロンパンを食べた。
中のクリームがとろけるようで、今まで食べたどんな物よりも甘い。
途中から自分の都合のいい夢になっているのがポイント。
●悪夢その2.父親の脳卒中
家族揃って食事をしていると。
父の様子がおかしい。頭を抱えて動かない。
見てみると、苦しそうな顔で、額から上が真っ赤になっている。
顔の半分が真っ赤になった人なんて見たことがない。只事ではない、脳出血か梗塞かもしれないと思って急いで救急車を呼ぶ。咄嗟のことに、えーと、110じゃなくて、119だ、などと言いながら携帯で緊急電話をかけると、女性のオペレーターに繋がる。住所を言うのがもどかしい。住所ってこんなに言えないものだったっけ、などと思う。
オペレーターから隊員に代わって、病状を説明する時に、父が狂った。
笑いながら暴れてわけの分からないことを口走っている。もうダメかもしれない。
すると、隊員が「オマエ、嘘ついてるだろう」と怒りはじめた。「そんなことないです」と取り成すものの、「最近多いんだよ、こんなイタズラ。お前たちもこうやって遊んで笑い転げてるんだろう」と隊員の怒りは止まらない。本当なんです。
結局、隊員は電話を切ってしまう。
望みは絶たれた。
僕は焦ったが、まだ急いで車で向かえば何とかなるかもしれない。母に車を出してくれるように頼む。すると、信じられないことに母が何だか乗り気じゃなさそうな顔をしている。強く反対はしないものの、「あなたの気持ちもわかるけど・・・、どうしてそんなオオゴトにするの?」と言った表情をしている。理由は分からない。母は父のことを快く思ってないのか? それとも単純にこの事態が呑み込めていないだけなのか? どんどん絶望感が高まる。一生懸命やっても、何もかも悪い方悪い方にいくあの悪夢感。今思えば、あの時の母親は現実の母親じゃなかった。鈴木京香みたいな顔をしてた。どういう示唆があるのかは分からないが、とにかく夢の中では僕は鈴木京香を母親だと思っている。
鈴木京香は結局、「この子ったら、仕方ないわね」みたいな微笑みで車だけ貸してくれた。「お姉ちゃんと一緒に行っておいで。あ、帰りになにか美味しいもの買ってきてね♪」と言われ(信じられねー・・・)と内心思いつつも、急いで出発する。まだ間に合うかもしれない。父を助けられるのは、今のところ僕しか居ない。
運転して辿り着いたのは、温水プールのアトラクション施設だった。
そこで目が覚めて、笑った。プールに行ってどうする。
夢の中での僕は、(泳ぎ終わった頃にまだ父の具合が悪かったら、病院に行かないと・・・)と思ってた。いいから病院にいけ、病院に。
悪夢は悪夢なんだけど、後々考えるとおもしろい、というお話。
2011年11月22日
かわいさの近距離パワー型、靴下にゃんこ
靴下にゃんこというキャラクター本を本屋で立ち読みしてみた。
これがなかなかすごい。
小さなの女の子が描いたような話なのだ。
もちろん、絵の方はしっかりきれいに可愛く描いてあるのだが。
同じ会社から出ているキャラクター本「こげぱん」、「たれぱんだ」、「リラックマ」だとかは、必ずどこかに毒を忍ばせている。こげぱんとたれぱんだは分かりやすくネガティブパワーを持っているし、リラックマは背中にチャックがあったりなどミステリアスさを持っている。むしろ、そういう部分を売りにして人気を博している節がある。
対して、靴下にゃんこは靴下を履いているだけである。
それも白い普通のちいさな靴下で、ミステリアスさと言うよりも、純粋なチャームポイントというだけで、性格的にも出生的にも一切の毒を持っていないのだ。
本の中でも一切毒のない、迷子になるだとか病院に行くだとかの世界観が展開されている。純粋なかわいさ勝負。というより、作者の人が純粋にそういう話を選んで描いているように思える。スタンドで言ったら近距離パワー型である。
キャラクターものにおいても、案外こういう物語はすくないのではないか。
というより、そのポジションにはミッキーさんだとかキティさんだとか、もう大御所が陣取っておられて入り込む余地が無いからである。その辺りの隙間をうまく探して地位を確立したのが「こけぱん」であったり「リラックマ」であるのかもしれない。差別化というやつだ。
だが靴下にゃんこは可愛さの真っ向勝負を挑んできている。
「本当に毒はないのだろうか」と思って全部立ち読んでしまった。
そして今、ちょっと買おうかどうか迷っている。
パワー負けである。
これがなかなかすごい。
小さなの女の子が描いたような話なのだ。
もちろん、絵の方はしっかりきれいに可愛く描いてあるのだが。
同じ会社から出ているキャラクター本「こげぱん」、「たれぱんだ」、「リラックマ」だとかは、必ずどこかに毒を忍ばせている。こげぱんとたれぱんだは分かりやすくネガティブパワーを持っているし、リラックマは背中にチャックがあったりなどミステリアスさを持っている。むしろ、そういう部分を売りにして人気を博している節がある。
対して、靴下にゃんこは靴下を履いているだけである。
それも白い普通のちいさな靴下で、ミステリアスさと言うよりも、純粋なチャームポイントというだけで、性格的にも出生的にも一切の毒を持っていないのだ。
本の中でも一切毒のない、迷子になるだとか病院に行くだとかの世界観が展開されている。純粋なかわいさ勝負。というより、作者の人が純粋にそういう話を選んで描いているように思える。スタンドで言ったら近距離パワー型である。
キャラクターものにおいても、案外こういう物語はすくないのではないか。
というより、そのポジションにはミッキーさんだとかキティさんだとか、もう大御所が陣取っておられて入り込む余地が無いからである。その辺りの隙間をうまく探して地位を確立したのが「こけぱん」であったり「リラックマ」であるのかもしれない。差別化というやつだ。
だが靴下にゃんこは可愛さの真っ向勝負を挑んできている。
「本当に毒はないのだろうか」と思って全部立ち読んでしまった。
そして今、ちょっと買おうかどうか迷っている。
パワー負けである。
ラベル:ノウノ