2007年07月09日

力抜けすぎキャラクター、ドアラくん

中日ドラゴンズのマスコットキャラクター。ドアラくんがおもしろい。
久々に部屋で爆笑した。
僕は今日から中日のファンです。テレビ持ってないけど。
今シーズン中日が優勝したら、「おお」といいます。


■子供に引かれても、全然気にしないドアラくん



■アウェーでも全然気にしないで、最後には変な人たちから絶大な指示を受けるドアラくん

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2007年07月11日

『ASIENCE〜髪は女の命』

まずはこちらを見ていただきたい。

http://www.watchme.tv/p_sv/video_output.swf?mid=272a535143aa13813aa08719769281ac

アニメーター、イラストレーター、キャラクターデザイナーの中澤一登監督作品です。花王のシャンプー「ASIENCE」のプロモーション用に制作された短編作品のようです。

このクオリティの高さと映像美!すごいです。
日本画調のアニメーションはこれまでもたくさん作られてきたと思いますが、ここまでのクオリティのものはそうそうないでしょう。画質がちょっと悪いのが残念。

ちなみにこの映像は情報サイト「clappa!」にて配信されています。
直リンク→http://clappa.jp/Special/51/
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2007年08月03日

日展100年・鉛の海に胸は痛む・言論の深い河

美術展の感想文なぞを今後書いてみようと思います。
評論などではなく、あくまで僕個人の感想・遊びに行った体験談としてお楽しみ下さい。

日展とは、今から100年前から続く、全国規模の公募美術展。
その100年間の歴史を、一つの展示にまとめたという欲張りな展示会です。
「100年間の日本の美術がわかる!」がキャッチコピーですが、洋画を取り入れる人、伝統的手法を貫く人、新しいものを作ろうとする人……。様々すぎて、ひとくくりにするのは不可能な気がします。あくまでも時代の流れは印象として捉えたほうがいいかもしれません。


いくつか気になった絵をば、紹介していきたいと思います。画像と共に紹介しようかとも思いましたが、それも野暮と言うもの。
公式ページに100点を公開しているそうなので、興味のある人は是非。

・100点紹介
http://nitten100.jp/100/

・公式サイトインデックス
http://nitten100.jp/

鉛の海に胸は痛む・言論の深い河
ラベル:ノウノ 美術展
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2007年08月28日

エフゲニー・プルシェンコはすごい

語彙不足な臭いがぷんぷんするタイトルである。
だがすごい。

エフゲニー・プルシェンコとはロシアのフィギュアスケート選手である。
世界大会でも金メダルをバンバン取っちゃうくらい強くて、もはや別格、というくらいの選手らしい。
その選手がその世界トップクラスの実力を持って、凄くアホなプログラムを演じているらしい。
これがなんとも可笑しく、何度見ても笑ってしまう。

■Evgeny plushenkoのエキシビジョン:「Sex Bomb」


肉じゅばんである。

エキシビジョンは試合が終わった後のサービス演技のようなもので、選手としても力が抜けて伸び伸びとした動きが出来、構成も自由に決められるようだが、どうだろう、大はしゃぎである。
4回転半を普段決めているであろうその体躯は勿論のこと、フィギュアは相当に精神力の必要なスポーツであると思う。安藤美姫選手も、4回転をするかしないか決めかねたそうだが、皆そのくらい体力と技術の限界ギリギリの演技をしている。
その肉体と精神をふんだんに使ってぷりぷりと踊っている。
宮本武蔵のように脱力のレベルに達しているのかもしれない。
すごいぜ。

これを見てると気分が落ち込んでいるときでもなんか強制的に笑されてしまう。
皆さんも気持ちが沈んでしまった時に見るといいとおもいます。

プルシェンコ氏のファンサイトの写真と観戦記もあって、そちらもおもしろいです。写真に変なキャプションを付けられている。
・エフゲニー・プルシェンコ HELLO ZHENYA !!
http://www.geocities.jp/aura2002mitabi/PLU-TOP.html

ところで上記のURLの末尾は、プルトップみたいである。
・プルトップ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97
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2007年09月10日

ファンタスティック・ソフト・マシーン

僕が生まれる前からあるバンド、ソフト・マシーン。
この名前がまずよい。現代でいえば、「やわらか戦車」的な感覚なのか。
その昔の音源がとてもビューティフルです。
ギターでかき鳴らすんじゃなく、オルガンが静香に響いているのがいい。
あと顔がこわい。

■Soft machine -"We know what you mean"


顔がこわい。
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2007年09月12日

乳首でてるよ、ソフトマシーン

ソフトマシーンが相変わらずかっこいい。
昔の音源って、結構好きかも知れん。
ラジオぐらいの音源が凄く落ち着く。
少し長めの音源ですが、BGMなんかにいいんじゃないでしょうか。
ところでソフトマシーン、乳首でてるよ?

■Soft machine - "Moon In June"


かっこいい。

敬愛するクラムボンが、ソフトマシーンのカバーをしていた。
ロックフェスなどで話題を集めているROVOのメンバーも参加していて、非常にダイナミックな演奏になっている。

■Clammbon - "As Long As He Lies Perfectly Still"


これをいきなりライブで聴いたらビックリするだろう。パチパチ。
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2007年09月16日

クラムボンは水面に

大学に入って聞き始めたクラムボン。
伸びやかですこし子供っぽい声の原田さんのヴォーカルが特徴的です。
原田さん可愛いですよ。

■原田郁子 - "たのしそう かなしそう"


でも置物が急にゆれ始めるのは怖い。

■clammbon - "Hallelujah"


歌は勿論ビブラートをかけるとか、大切な技法は沢山あるけれど、
「語り聞かせる」ということが大事なんじゃないんだろうかと思う。
その為に誠心誠意作り上げること。


ヴォーカル原田さんのラジオ、いい曲が沢山ピックアップされてます。
・原田郁子さんのラジオ
http://clammbon.i-radio.fm/
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2007年09月30日

Mew/鳥こわい

今日はちょっぴり寒い日でした。
早くも冬が始まりつつあります。

さて、Mewとはなにか、東京mew mewではありません。ユーチューブでよく同時にヒットします。
Mewはベルギーのロックバンドです。ベルギーの公用語はベルギー語ですが、Mewは英語でロックをしています。ベルギーの人口だけでは巨大なヒットは期待できないので、ベルギーのアーティストは英語でCDを作るのです。

Mewの特徴は驚異的に高いヴォーカルです。ファーストアルバムを聴いた時は女性かとちょっと思うほどでした。
とても多才なバンドで、自分達でライブ用の映像やMVを作ってしまうほどです。プロモは流石にプロの作品のようですが。

そのPVが怖いです。

収録されている"Mew and The Glass handed kites"全体的に怖いアルバム(ジャケットもそんな感じ)なのですが、このグラス・ハンデッド・カイツなる生き物はヨーナスの夢の登場人物で、「あんまり強烈だったから、そんなに怖いやつは味方につけたいっていうのがそもそものアイデア」だそうだ。
そういうのはとても参考になる。自分の中の冥い部分は味方につけたほうがいい。

最近鳥の絵を描いたんですが、このMVの鳥も怖いです。鳥はこえーよ。

■Mew - "Apocalypso"


Mewの曲と言うのは激しい中にもどこか寂しさ、せつなさがある。
愛しさと切なさと心強さである。
次のもヨーナスのてづくり。怖くないよ。

■Mew - "King Christian"


ヨーナスたちは日本が大好きで、公式サイトで日本に向けてメッセージを書いていたりする。「東京」とか。
プロモもいくつか公開している。フラッシュで作っている、"Like paper cuts"はすんごいいい。すごいいい。

・Mewの公式ホームページ(音が出ます)
http://www.mewsite.com/
・最近のヨーナスのてづくり(公式サイトの"journal"内でも公開中)
http://www.youtube.com/watch?v=ujayejXx24E

サイトがすげーこえーよ!
posted by ノウノ at 21:42| Comment(2) | TrackBack(0) | オススメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月21日

空気公団作品集

お久しぶりです。

私の敬愛する空気公団が12/19に新しいアルバムを出しました。
空気公団は、歌の無いところに気持ちを籠めることができる数少ないバンド(と僕は思っている)。
ギターソロとかでなんとも言えない気持ちにる。それは曲の最後に入っていたりする。言葉にならない言葉が入っているんだと思う。
何度も聞いているとだんだんそれが伝わってくる気がする。たまらなく悲しくなったり、穏やかな気分になったりする。

それは「まいにち」に似ていると思う。
なんでもないことを沢山積み重ねることで、喜びや不安が生まれてくることに似ている。


「空気公団作品集」

  1. 旅をしませんか (スタジオライブ)
  2. 季節の風達
  3. 休日(インストゥルメンタル)
  4. 別れ(スタジオライブ)
  5. 白
  6. あかさたな
  7. うしろまえ公園
  8. 紛れて誰を言え
  9. 自転車バイク
  10. 今朝少しそう思った
  11. ハナノカゲ(ライブ)
  12. それはまるで
  13. 思い出俄爛道
  14. 窓辺

セルフカバーアルバムで、活動初期からの曲がリメイクされて収録されています。最後の曲は思い入れがあって今もよく聞いている曲なので、収録されてて嬉しかった。懐かしくて新しい気持ちになりました。
僕は空気公団のドラムやエレキギターになんとも切ないものを感じるんだけど、正式なメンバーはずっとおらず、作曲の山崎さんの底力を感じます。




はあ。最近はどうも具合が悪いので、沢山聞いて援護してもらうつもりです。

1月にイベントを開催するそうです。
僕は行けないので、誰か代わりに行ってきてください。
はああ。

空気公団イベント「空装」告知

プロフィールに追加する | もっと見る

チケットの購入はこちらから

・空気公団
http://www.kukikodan.com/

・空気公団、アルバム紹介など
http://www.kukikodan.com/sfa/?itemid=383#text3
ラベル:ノウノ
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2008年01月09日

『護法少女ソワカちゃん』がすごい

先日、何気なく動画サイトを見てたら、新年早々すごいのに出くわしてしまった。

その名も『護法少女ソワカちゃん』。
小気味良いサウンド、絶妙なイラスト、面白いネタの数々、
そのどれもが秀逸でクセになる動画である。


●『護法少女ソワカちゃん』とは?●(まとめサイト(後述)より抜粋)
護法少女ソワカちゃんは謎の作者・kihirohito氏によって製作され、
ニワンゴの提供する動画配信サービス・ニコニコ動画で順次公開
されている架空のアニメです。主人公は住職をパパに持つ少女、
ソワカちゃん。不可解なパパの死の真相を求め、小坊主クーヤンと
旅立ちます…。(一部はYouTubeにもアップされてますが、OPのみが
作者によるアップのようです。)

●護法少女ソワカちゃんOP●


調べてみると、14個の動画が関連シリーズでアップされていた。
僕がたまたま出くわしたのは現在最新作の動画であったが、
見終わった瞬間虜になり、全シリーズを見てしまった。
再生数こそあまり伸びていないが、根強いファンの方々がいるらしく、
まとめサイトまで作られているのである。
よくわからない宗教ネタからちょっとした小ネタまで
とても詳しくまとめられていて、ここをのぞくと改めて
作者の紙一重な鬼才ぶりに驚かされます。

護法少女ソワカちゃん まとめWiki http://sowaka.s-dog.net/

おそるべき個性。まさにアカシック・レコードから何かを
受け取っているのではないかと思わせる作者のセンス。
第11話が特に好きで何度も見てしまうのだが、ここのところ
「修羅礼賛 修羅礼賛(しゅららいさん しゅららいさん)」
というメロディーが頭から離れない。
好き嫌いが分かれやすい作品かもしれませんが、
気になる方は是非全作品ご覧になってみてください。
まとめサイトへ行けば、全作品を見ることができます。

ニコニコ動画に登録している方はこちらでも→
全作品リストへ行けます。

●極楽に行きたいのなら 護法少女ソワカちゃんED●


●修羅礼賛 護法少女ソワカちゃん11話の歌● ←お気に入り
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2008年01月25日

フーファイターズ、私はここにいた

ジョジョつながりで知ったフーファイターズ。1曲しか知らないけど、なんともいい曲です。
ロックで抑制と解放がある曲って好き。

そのプロモがなんとも不思議である。
怖い感じかなァと思って最後まで見たら、「はあそうですか」という風に終わってしまう。いろいろあったけど、まあうーん、そうですか・・・。
多分あなたも見終わったときに「はあそうですか」という気持ちになると思います。

具体的にはヌンチャクを出して、結局素手で殴るところがよかった。

■foo fighters - everlong
http://jp.youtube.com/watch?v=4H0BMfqFP9c
posted by ノウノ at 17:55| Comment(1) | TrackBack(0) | オススメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

スカイ・クロラ 崖の上のポニョ イヴの時間

スカイポニョラ.png
あまりの似なさに絶望。特に左の人。
「スカイ・クロラ」と「崖の上のポニョ」を観ました。
どちらも面白かったです。

スカイ・クロラは原作読まずに観にいきました。
原作ファンの方がどう思ったかは存じませぬが、面白かったです。
のっけから戦闘シーンの音響がすごくて興奮しました。
あれは映画館ならではですね。

ポニョはとかく、手描きによってバンバンヌルヌル動く画面に
目を奪われてしまいました。
ついつい、どうやって描いてんのかなーとか考えながら観ちゃいます。

すごく簡単な感想ですが。
世の中の人々がたくさん感想を書いておられるので、
もっと具体的な感想が知りたい方は検索してみてください。

あと、これもオススメです。少し遅いですが。
吉浦康裕氏のスタジオリッカ最新作・「イヴの時間」です。
rikka_banner01.jpg

(↑押すとスタジオリッカのページにとびます。
  そこから、イヴの時間公式ページにいけます。)

高校時代、個人や少人数による自主制作映像作品にハマって、
猿のように作品を漁っていたときに知ったのが吉浦氏の作品でした。
個人制作とは思えない美麗な映像と不思議な世界観がツボです。
(最新作イヴの時間は少人数ながらグループワークだそうですが。)

僕はこのイヴの時間見たさに、また吉浦さん会いたさに、
(まぁ他にもいろいろ目的はありましたが)昨年度末に
東京ビッグサイトで開催された東京国際アニメフェアなる
イベントに行ってきました。

現在は公式サイトやYahoo!動画で無料配信しているので、
是非ご覧になってみてください。オススメです!
まだまだ作品は途中で、今後も新たなエピソードが
公開予定とのことなので、是非注目をば!

ラベル:ホシ
posted by ホシ at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | オススメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月09日

Genius Party Beyond 田中達之・森本晃司

先日、六本木まで映画を観にいった。
Genius Party Beyondという、複数の監督によるオムニバスアニメーションだ。
banner_l.gif

正直言って、見にいく目的の6,7割くらいは
田中達之氏と森本晃司氏の作品であった。
完全に俺の趣味である。

内容は圧巻だった。
前田真宏監督の「GALA」
中澤一登監督の「MOON DRIVE」
大平晋也監督の「わんわ」
田中達之監督の「陶人キット」
森本晃司監督の「次元爆弾」
と、広告どおりの順番の上映だったが、やはり自分の嗜好もあって、
ラスト二人の衝撃が強すぎて前半三人が霞んでしまった。

田中達之氏の「陶人キット」は、これまで画集などでその一部を見てきた。
また、田中達之氏のよく描く世界観をもった作品である。
(工場のような部屋・街、変なキカイなど)
俺はその世界観が大好きである。
穴が開くほど画集を見つめ、真似して描いてみたりしたものである。
その世界が、今まさに、自分の目の前で、
ある空気感をもって、動いている。
それだけでもう発狂ものである。
田中達之氏本人が美術監督をし、緻密に書き込まれた背景。
陰鬱とした雰囲気。
どこか気だるそうな登場人物。奇妙な機械や生命体。
もう最高である。
終わってしまうのがとても残念に感じる作品だった。

森本晃司氏の「次元爆弾」は、ストーリーが組み立てられて
まとまった展開をもつ「陶人キット」とは異なった傾向の作品だった。
実のところ、見に行くときの一番の目的は「陶人キット」だった。
最近の俺はかなり田中達之氏に引っ張られていた。
その世界観と職人的なイラストに惚れ込んでいた。
対して森本晃司氏には、アーティスト的な印象を受けていた。
絵や世界観を参考にする際、どちらかというとわかりやすい
田中達之氏の方を選択していたのである。

いざ作品を見てみると、俺はこの「次元爆弾」に完全に圧倒されていた。
展開は多くを語るものではない。
しかしその1カット1カットが感覚を揺さぶり、内面に語りかけてくる。
Juno Reactorによる音楽もかっこいい。
菅野よう子さんの声がまた、どこか心をキュッとさせる。
思い出そうとすると、なんだか泣きそうになってしまう。
本当に素晴らしい作品だったと思う。

このGenius Partyは簡単に言うと、トップクリエイターを集め、
好きなことをやってもらおうという作品群である。
人間には、好きなこと、嫌いなこと、どうでもいいこと、いろいろあるが、
殊好きなことというのはその人を形成するに当たって大きな役割を果たすと思う。
好きな音楽、好きな料理、好きな映画、好きな作家、好きなスポーツ…
すべてその人の行動へ繋がる。
では「あなたの好きなことをやってください」と言われたときどうなるか。
それらの行動で得られたものが、反芻咀嚼され、アウトプットされるのだと思う。
そうして出力された作品を見ることによって、
その作り手の人間というものが見えてくる気がする。
俺は今回、この「陶人キット」と「次元爆弾」という二作品を見て、
作品のかっこよさを感じたのは勿論であるが、それと同じくらい
田中達之と森本晃司という人間が
「サイコーにカッコイイ!!」と思ってしまったのだ。

森本晃司氏とは、以前あるアニメ関係のイベントでお会いしたことがある。
と言っても、サインを貰って、握手をし、トークショーをみただけだ。
話す機会もあったにはあったのかもしれないが、
恐れ多くてとても雑談なんかできなかった。
「次元爆弾」のような作品を見て、
改めてあの握手の価値の大きさを感じた気がした。
ただ見知らぬ他人Aとして握手をしただけで、
森本晃司と繋がったような気がするから単純なものだ。

作品を見ることによって、感じ、繋がる。
アニメーションという業界でもって、繋がる。
追いつけないまでも追いかけるくらいの挑戦は許されたい。
ラベル:ホシ アニメ
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2009年08月01日

面白かった小説

 今日はおすすめの小説を紹介しようと思います。

neta015.jpg


 まずはみ。

 み

 み?
 何だろうと思って表紙を見てみると、

neta016.jpg
三浦浩:「ウォッカは死の匂い」

 普通だ。
 古本屋で見つけたのだが、どうも5冊で100円の棚にあったところを見ると、赤字に白色の文字だったのが日焼けで見えなくなり、作者名のインデックスの黒文字の「み」が残ったらしい(黒のインクよりも赤のインクの方が光の波長の関係で薄れやすいのだ)。
 思わず購入した。「み」だけで少なくとも20円の価値はある。
 三浦浩のファンには怒られそうだ。

 次は別の本の中に見つけた不思議な紙。

neta017.jpg
閲覧していいですよ(by 大分刑務所)

 けいむしょ。

neta018.jpg
夢枕獏:「餓狼伝XIII」

 見返しに大分刑務所の閲覧許可証が貼ってあるこの本は格闘小説至高の作品、餓狼伝。ブックオフで購入して、家に帰ってから気が付いたのだった。
 盗られてんじゃねーか。
 大分の刑務所にあったものがはるばる千葉にやって来たというのは中々感慨深いものがある。
 顔を引きつらせながら買取に応じる店員の姿が浮かぶ。安い値は付けられなかっただろう。

 ちなみに餓狼伝は、極めてバイオレンスに近い、しかし純粋なる闘争、格闘の極致を描いた小説だ。このシリーズはちょう面白いのだ(そもそも小説でテンポのよい格闘を描くということはもの凄いことだ。しかも面白いと来ている)。
 きっとこの本を持ち出した服役囚は、狭い刑務所の中で餓狼伝を読み、男達の熱い闘いに熱中し、憧れ、ついつい持ち出すに至ったのだろう。
 多分再犯する。

 最後は爽やか、値段シールを貼られ過ぎな本を紹介してお別れです。
 
neta019.jpg
中島らも・わかぎえふ:「リリパット・アーミー ばらし編」

 一度値段を吊り上げている。何かしらの色気が出た模様だ。
ラベル:ノウノ
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2009年10月26日

青い花

 敬愛する空気公団が、いつの間にかアニメの主題歌を歌っていた。
 しかも放送はもう終わっているのだった。がっかり。

■空気公団 - 青い花


 アスペクト比がすげー。いやそれはいいとして。
 相変わらず、誰もが思っていたけれど、上手く言えなかったようなことをあっさりと言ってくれる。それはメロディーの力と、山崎さんの澄んだ声にも後押しされているのかもしれない。
 山崎さんの声には、殆ど癖がない。昔出会った音楽の先生が、「最も素晴らしい歌声は、癖のない声のことだ」と言っていたが、その通りかもしれないと思う。
 歌声に、癖をつけて個性をつけることは容易い。勿論そういうよさもあるけれど。
 癖のない歌い手の力が見直されている昨今だとは思う。

 ちょっと話は変わって、このアニメはどうやら百合アニメと呼ばれる女性同士の恋愛を描いたものだったらしい。
 なんと、と思って調べてみたが、持て囃されている様なちょいエロな感じではなく、愛情に戸惑い、振り回されている女の子の話という感じだった。
 いいことだと思う。
 個人的に、同性愛は悲しいものだと思っている。
 同性に愛情を持って、相手が同性愛である可能性は殆どないからだ。
 上手く行っても、どこかで同性であるという壁に突き当たることになる。異性の間にではなく、同性であることに立ちはだかる暗い壁。
 これは僕の思い込みかもしれないが。

 同性愛を描く作品は、暗さと恋の喜びの暖かさと、全てが終わってしまった時の冷たい喪失と痛みの熱さのバランスを上手く描いたものがいい。
 この作品は同性愛という倒錯に対するフェティシズムや、同性愛における暗さではなく、思春期の未成熟な恋愛感情、ともすれば憧れや同性の異性性によって容易く揺れ動いてしまうような淡い気持ちを春の陽に浮かび上げるように清潔に、鮮やかに描いている。

 なぜこんなに語るのか。
 白状しよう、このアニメのまとめなるものを一日かけて全部見てしまったのだ。あっと言う間に引き込まれてしまった。危ない。

 人がその身が融けあうほどに触れ合って、やがてそれを裂く別離が来る時に、涙しても、辛くても、ともに過ごした暖かい日が、幸せが過去に残るのはいい。それが思い出すたびに胸が締め付けられるようなものでも。そういう点に共感を受けた。ずっと持っていたい。
 あるいはそこが僕の最悪な要素なのかもしれないが、なんてことも少し思った。それぞれの体験を呼び覚ます普遍的なものがあるのか。
 少し話が逸れてしまったが、この話を「君がいてよかった」の言葉で暗示できる空気公団はやはり素晴らしい。


 見逃してる人は、色んなところで試し見して、興が乗ればDVDとか買ってもいいと思います。
 僕もちょっとDVDを買おうかどうか迷ってます。アニメのDVD購入を迷う日が来るとは。でもあの板、高いんでしょ? あんなに薄いのにねえ。
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2009年12月06日

江田照男

 面白いのがあったので紹介。

■ジョッキーの名前でさくらんぼ - 重政豊


 最初はああー、という感じなのだが。
 サビが固定であることに何となくおかしくなってくる。

 競馬が分からなくても、江田照男〜♪ が結構面白く思えるのだが、その後のデムーロ♪ でもう一度波が来るように設定されているのが非常に上手い。最後が武豊と有名ジョッキーで締めてしまったのが却って残念(そんなことは知らん、と言われればおしまいだが)。

 トルシエの記事でも触れたけど、人名ってやっぱり面白いのかもしれない。先に歌にされて何となく悔しい。
 でもやはり万人受けはしなさそうだ。戦いは始まったばかり。放送はずっと前みたいだけど。
posted by ノウノ at 17:46| Comment(2) | TrackBack(0) | オススメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月02日

インド人とチップチューン

最近ソワカちゃんのさくしゃさんである、kihirohito氏を全然追いかけてなかったので、
久しぶりにいろいろ探ってみた。

●僕のタニシが準優勝

溢れる爽やかさと多幸感。
同フレーズとそれに対応した映像の繰り返しが癖になる。

●走り屋 何彦

わりと正統。ピコピコは好きだ。上毛かるた。


ソワカちゃん本編は全然進んでなくて笑った。
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2011年11月22日

かわいさの近距離パワー型、靴下にゃんこ

靴下にゃんこというキャラクター本を本屋で立ち読みしてみた。

これがなかなかすごい。
小さなの女の子が描いたような話なのだ。
もちろん、絵の方はしっかりきれいに可愛く描いてあるのだが。

同じ会社から出ているキャラクター本「こげぱん」、「たれぱんだ」、「リラックマ」だとかは、必ずどこかに毒を忍ばせている。こげぱんとたれぱんだは分かりやすくネガティブパワーを持っているし、リラックマは背中にチャックがあったりなどミステリアスさを持っている。むしろ、そういう部分を売りにして人気を博している節がある。

対して、靴下にゃんこは靴下を履いているだけである。
それも白い普通のちいさな靴下で、ミステリアスさと言うよりも、純粋なチャームポイントというだけで、性格的にも出生的にも一切の毒を持っていないのだ。

本の中でも一切毒のない、迷子になるだとか病院に行くだとかの世界観が展開されている。純粋なかわいさ勝負。というより、作者の人が純粋にそういう話を選んで描いているように思える。スタンドで言ったら近距離パワー型である。
キャラクターものにおいても、案外こういう物語はすくないのではないか。
というより、そのポジションにはミッキーさんだとかキティさんだとか、もう大御所が陣取っておられて入り込む余地が無いからである。その辺りの隙間をうまく探して地位を確立したのが「こけぱん」であったり「リラックマ」であるのかもしれない。差別化というやつだ。

だが靴下にゃんこは可愛さの真っ向勝負を挑んできている。
「本当に毒はないのだろうか」と思って全部立ち読んでしまった。
そして今、ちょっと買おうかどうか迷っている。
パワー負けである。
ラベル:ノウノ
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